スケーターたちがつくる、木のある暮らし
── 中津川発・KAYA Originalのものづくり
岐阜県中津川市に工房と店舗を構える「KAYA STORE」。
ここで生まれるKAYA Originalのプロダクトは、すべてこの町に根を張ったスケーターたちの手によるものです。
スタッフは全員が中津川出身のスケーター。※アミを除く
オーナー自身もプロスケーターとして活動しながら、DIYでスケートセクションをつくるなかで木工に目覚め、職人の道へと進みました。
彼らがつくるものには、派手さや奇抜さよりも「長く愛されること」が重視されています。
ヒノキ製品はすべて無塗装。他の素材も必要最小限のオイル仕上げ。
それは、手にした人の暮らしの中で、木の表情がゆっくりと変化し、育っていってほしいという願いからです。

自由で自然体なものづくり
たとえば、「BBOWL」。
無垢の木がもつ自由で自然な風合いに、ファクトリーライクな直線設計を重ねたシンプルなトレイです。
無駄をそぎ落としたスタイリッシュなデザインは、アクセサリーや鍵、マネートレイとしても活躍。
価格帯は、作家ものほど敷居が高くなく、大手製品のような大量生産でもない。
“ちょうどよく、手に取りやすく、生活に馴染むもの”を目指しています。
中津川の木、東濃ヒノキのこと
KAYAの製品に多く使われているのが、地元・中津川の「東濃ヒノキ」。
伊勢神宮の式年遷宮にも使われる由緒ある木材でありながら、木曽ヒノキよりも自由な木目と、クリーム色にほんのりピンクを帯びた色味が特徴です。
さらに、強い芳香とその持続性も魅力。
他の品種に比べ、より自然のままに育った東濃ヒノキの自由さとしなやかさは、この地に根付くカルチャーや人々のあり方と、どこか似ています。
都会の洗練とはちがう、肩の力を抜いた“中津川の美学”。
KAYA Originalのプロダクトには、そんな土地の気配がしっかりと宿っています。
木のある暮らしを、もっと身近に。
日本の国土の約7割は森林。
この豊かな資源を、暮らしの道具として取り入れることは、自然とのつながりを感じながら日々を生きることでもあります。
KAYA Originalの製品には、中津川の空気と、スケーターたちの自由な精神が流れています。
もし機会があれば、ぜひカヤストアの実店舗にも遊びに来てみてください。
山と川に囲まれた町で、人と音とモノが交差する空間。
あなたの日常にも、きっと木のぬくもりが寄り添ってくれるはずです。
スタッフ アミ